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人生の指針になっている本:『ご冗談でしょうファインマンさん』『ファインマンさん最後の授業』

ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉 (岩波現代文庫)

ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉 (岩波現代文庫)

ご冗談でしょう、ファインマンさん〈下〉 (岩波現代文庫)

ご冗談でしょう、ファインマンさん〈下〉 (岩波現代文庫)

ファインマンさん 最後の授業

ファインマンさん 最後の授業

物理学専攻してた方から教えてもらったのだ。26歳のときかな。この本を十代前半くらいで読みたかったねって思ったよ。十代半ばまでにこの本に出会えたひとはめっちゃラッキーだと思う(いいなー)。

この本を読んでからは数理系科目を趣味で勉強してるし(機械学習の実装の時に大いに役立った。)、仕事もプログラミングがメインになってるし、このような人生の選択はひとえにこのスーパーヒーローのファインマンさんに触れた影響が大きいと思う。

冗談が面白くて、ウィットに富んでいて、微分方程式を自在に操り、神羅万象を解き明かしていく、興味の対象は物理も、それ以外もとても広い。象牙の塔の中に引きこもるタイプの学者ではなく、どんどん外にでかける。面白いと思ったことには専門外でも頭を突っ込み、すごい洞察を得る。そしてとても自由を尊び、嫌なことにはノーという。権威に流されず、間違ってることには間違ってると堂々と言い、自分の信念を貫く鋼鉄の男。こんな人に憧れる。自分ももうちょっとファインマンさんを見習いたいなぁと思う。

ルパン三世みたいなヒーローが実際の世界にいるとしたら、まあファインマンさんみたいな感じなのかなぁ

ファインマンさん最後の授業』もとても感動的だ。死ぬまで自分にとって面白いこと(=物理のむずかしい問題を解くこと)に熱中していた描写には涙が止まらない。(著者は同時期にカルテクに在籍したファインマンさんの後輩にあたる方。この人の研究者として考えたことも素朴でとてもよかった)

なので、いつか暇ができたら、物理学を習いにもう一度大学に通いたいなって前から思ってるんだけど、なかなか他にもやりたいことがあるし、なかなか実現できてないね。